高齢者の水分量

高齢者の1日の水分量

 人が1日に排出する水分は、尿1,000〜1,500mL、便900mL、生理的に不感蒸拙で失われる水分100mLです。したがって、収支を合わせるためには、排出される量を摂取しなければなりません。

 1日の摂取量の内訳としては、食物中の水1,000mLと体内での代謝水200mL として、飲料水を800〜1,300mL取らなければなりません。大雑把に言うと、1日の水分摂取量は1,000mL(コップ3〜4杯 )が目安となります。  

 以上は通常の水分の摂取量であり、実際の摂取量を決めるときには、下痢や嘔吐、発熱による発汗、運動量の増加に伴う通常以上の発汗などの要因を考慮に入れなければなりません。

通常、水分が体重の10%喪失しますと循環不全を、15%の喪失で意識障害を来します。重度の脱水では、脳の神経細胞が特に影響を受けやすく、ときに昏睡状態となります。脱水状態に陥ると一気に体力が低下し、場合によっては生命を脅かすこともあります。


水分摂取に際しては、水分をどのように摂取するかも考えなければなりません。清涼飲料水には糖分が多く含まれているものが多く、原材料名などをチェックして糖分が多すぎないかを確認することが大切です。